「英語を英語で理解する」って? 単語の視覚化(Visualization)について
とても大事なのが、単語を視覚化できているかです。
単語と日本語の意味を結びつけているだけでは
効率的に英語の学習ができているとは言えません。
今回は名詞のVisualizationについての記事です。
五感をフルに使って英語の学習をしましょう。
「単語をVisualizeする」とは?
まず大前提として言いたいことは英語を英語で理解するからといって
単語の意味や定義をすべて英語で理解するべきということではありません。
自分のやりやすいように、負担のかからないように理解すればいいんです。
そこで日本語介在させず、イメージとして単語を捉える
Visualizationがとても重要になってきます。
英語学習上級者の方がよく言う、
「これ日本語で何て言うんだっけ?意味はわかるんだけど。」
というこの状態こそが、自然にVisualizationを有効活用している状態で、
この状態になることが、脳に多くの情報を詰め込みすぎず、
かつ効率的に単語を覚える方法です。
名詞のVisualization
「Egg」という単語を考えるとき、「たまご」の意味や定義を暗記している人なんていません。
みんな自動的に「たまご」を頭の中で捉えることができるのです。
Visualizationとは単語を視覚化、可視化することです。
自分の覚えた単語を絵(イメージ)として
結びつけることで視覚を利用し英単語を覚えることができるのです。
そのために必要なのはGoogleで画像を検索するという一手間だけです。
Visualizationに適した名詞
視覚化にぴったりな単語はズバリ実在するものです。(普通名詞や集合名詞、物質名詞とよばれるもの)
えんぴつやイス、テーブル、車など実際に形として存在するものは
簡単にイメージとして記憶することができます。
日本で馴染みのないものや人で、実物を見たことがなくても、
グーグルイメージで検索すれば一発です。 しかも今は便利なことにPicture Dictionaryという
単語を絵で理解するための辞書もあるそうです。
初学者の方で、机に向かってガリガリ勉強するのが苦手な方は
このような教材を使って単語を覚えると
ストレスなく楽しみながら学習できるかもしれませんね!
Visualizeしやすい名詞とそうでないもの
名詞の中で絵としてイメージするのが少し難しいものそれは状況や状態を表す名詞です。(抽象名詞と呼ばれるものです)
もちろんイメージしやすい単語もあるのですが、
概念というか物事の状況を表すような単語は
ググってもなかなかピッタリのイメージが出てこないのです。
状態、状況を表す名詞をイメージする方法
例えば上の画像ですが、混沌や無秩序を表す「chaos」という単語をグーグルイメージで検索してみたものです。
意味を知っていれば合点がいくものもありますが、
僕としてはしっくりくるイメージは無いと思います。
そんなときは別に静止画で単語をVisualizeする必要はありません。
動画でイメージしてもいいし、頭の中でぼんやりと
こんな状態とわかっていれば別にいいんです。
テストで「chaos」のように、曖昧な概念を意味する単語について
この単語のイメージはどれですか?なんて聞かれることはありませんので。
自分が覚えやすいように理解していいんです。
ちなみに僕がchaosという単語と結びつけるイメージは
渋谷のスクランブル交差点です。
まとめ
今回は名詞のVisualizationについてまとめました。英語は当たり前ですが、英語圏で話されている言語なので、
日本ではまず見ることの無いものや、
日本語では言わない表現等が存在します。
そのような単語、特に名詞を理解する場合に
Visualizatioはとても有効なのです。