留学、海外生活の不安 ホームシックになったらどうすればいいの?

あなたが、単身で留学したり、海外での生活を始めたら、

ほぼ100%ホームシックを経験することになるでしょう。

程度は違えど、みんな経験することなんです。

意思が弱いとか、寂しがりやとかそんなのは関係ありませんからね。

その上で、どうホームシックと向き合って行けば良いのでしょうか?

僕の経験を交えてお話しますね。

誰でもホームシックになります 深く考えすぎないこと

留学に不安や失敗はつきものという記事を何度か書いてきましたが、

自分が海外に住むことになったらホームシックにならないか?

という不安が、留学や海外生活を考えていたら、必ず一度は頭をよぎるはずです。

筆者のカズもニューヨークに2年留学をしていましたが、

もれなくホームシックになりました。


けどね、別に恥ずかしいことでもないし、みんな経験することなんです。

ホームシックになるのは自分だけじゃないし、

それを心配しているのも自分だけじゃ無いことをまず理解してくださいね。

ホームシックってどんな状況?

ホームシックと言うと、海外に馴染めていなくて、

日本に帰りたくなっちゃう人、となんだか根性なしのように聞こえますが、

それだけがホームシックではありませんよ。

海外で生活を始めると自分の思い通りにいかないことがたくさん出てきます。

日々に感じる小さなフラストレーションの積み重ねが、

ホームシックの引き金になるんですよね。

ホームシックになると感じること

  • 家族、友達が恋しい
  • 日本の料理が食べたい
  • 海外に馴染めないから日本に帰りたい
ホームシックになると上のような考えが頭の中でどんどん大きくなってきます。

なぜこのような、思いが大きくなってきてしまうのでしょう?

自分の思い通りにいかないことに直面する機会が増えるからです。

そうすると、焦りや苛立ち、不安を感じ、人間の防衛本能として、

自分がストレスを感じずに生活できる日本に帰りたいと思うわけです。
  • 言語学習の成果がなかなかでない(焦り、いらだち)
  • バスの乗り方がわからなくて行きたい場所に行けない(苛立ち、不安)
  • 日本にいたときのように悩みを打ち明けられる友達がいない(不安)
これらは海外生活を始める人がみんな通る道で、ごくごく普通の感情です。

フラストレーションを感じるのは自分が成長している証

留学等で、海外生活をあなたが始めるならば、

海外に住む理由、目的が必ずあるはずなんです。

その目的に向かって努力をしていると、必ず

うまくいかないな~と思う瞬間が訪れます。


しかもこれは1度や2度の話ではありません。

このフラストレーションが積み重なることで、

日本に帰りたい、日本は良かったと思ってしまうんです。

これは断じて根性が無いとか、寂しがりやだとかの話ではありません。

誰だって人から否定されるのは嫌だし、

できない自分を受け入れることは難しいことですからね。

いつ頃ホームシックになるのか?

ホームシックになるタイミングは決まって自分が停滞してる期間です。

海外で生活を始め、新鮮味がなくなったときにふと、

日本に帰りたいな~と思うんですよね。

最初の2~3ヶ月

日本を離れ、海外に降り立つとすぐに、

海外は嫌、日本に帰りたいと思う人も稀にいますが、

大抵の人は、海外での生活を初めてすぐにはホームシックになりません。

何故かと言うと、まだ怖いもの見たさにワクワクしているからです。

1~2ヶ月程度がたち、身の回りのことがわかってきて、

ここが不便だとか、こんなときに友達がいたら楽だったのに

というものが見えてくると、日本に帰りたいな~と思ってくるんです。 僕の場合は、だいたい1ヶ月くらい滞在してから、

無性に日本に帰りたいと思うようになってきました。

日本だったらこれができるのに、アメリカにいるとこれしかできない。

というような苛立ちがホームシックを助長していたのでしょうね。

滞在期間が長いと、何度もホームシックになる人もいるようですが、

僕が2年アメリカに滞在していて、ホームシックになったのは最初の1回だけです。

生活に慣れ、刺激がなくなったとき

最初の2~3ヶ月がすぎ、日本に帰りたいなーと思う気持ちが少しずつ少なくなっても、

いつまたホームシックになるかは人それぞれです。

決まって言えることは、あなたが刺激を感じなくなったときが、

ホームシックに一番なりやすい時期ということです。
  • 学校のセメスターが終わったとき
  • 仕事に一区切りがついたとき
自分が掲げていた目標を達成したときに、ふと日本が恋しくなるんです。

あなたが5年を超えるような長期滞在を計画しているならば、

何度と、ホームシックになることがあると思いますが、

その感情は一時的なものなので、安心してくださいね。

しっかりと目的を持って生活をしていれば、

必ず次の目標が見つかり、また刺激のある生活へ戻ることができますから。

ホームシックになったら気をつけたいこと

ホームシックになるのは、決まって生活に刺激がなくなったときです。

新しい刺激を見つけ、それを楽しむ余裕が生まれれば、

ホームシックに対処することができます。

少しだけ忙しくしてみる

スケージュールをあと少しだけ詰め込んでみましょう。

あなたが日々の生活から刺激を感じられないのは、

単純に知らないことばっかりだからかもしれません。


いつものスケジュールに、一つでもいいから新しい行動を加えてみれば、

新しい興味が湧いて、日々の生活がまた新鮮に戻るかもしれませんし、

自室にこもって考えすぎる時間も確実に減るはずです。

体のケアを大切に

肉体的なコンディションと精神的なコンディションはとても深く関係しています。

ホームシックで気分が落ちているときは、自分の好きな料理を食べて、

十分な運動と睡眠を取ることを心がけて見ましょう。


そして自分なりにリラックスできる方法を見つけくださいね。

僕は、気分が落ち込んでいるときは、とにかく走ることにしています。

そうすると、自然とお腹が減って、ご飯も美味しく食べられるし、

肉体的に疲れるので、ぐっすり寝ることができるんですよね。

無理をしないこと、相談をすること

ホームシックの多くは、一時的な感情によるものが多いですが、

慣れない海外生活で、感じるストレスの程度は人それぞれです。

環境の変化を受け入れる耐性が人より極端に低い人も中にはいるんです。

そんな人が一時的なものだからと、無理にホームシックを克服しようとしても

更にストレスがたまり、最悪の場合、うつ状態になることだってあるんです。

無理をしない、そして助けが必要だと思ったら迷わずに誰かに相談すること。

メールや電話で相談できる団体も多くありますので、

思いつめる前に相談してくださいね。

メンタル・ヘルスケアについてSNS相談を行う団体-厚生労働省

まとめ ホームシックになってもあなたが弱い、回りに馴染めていないわけではありません。

何度も言いますがホームシックはあなたが弱いからなるものではありません。

誰でも、普通に経験することなので、あまり不安に思わないでくださいね。

日本が恋しくなったら少しくらい感傷に浸っても良いと思います。

そしてまた海外での生活が楽しくなってきたら、

ホームシックを感じる暇すらなくなりますからね。

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